マウスピース矯正 “Sure Smile”

マウスピース矯正
マウスピース矯正とは、これまでの矯正治療のように、金属の目立つワイヤーとブラケットによる固定式の矯正治療ではなく、アライナーという透明なマウスピース型の矯正装置を使用する歯列矯正です。当院で導入している"Sure Smile"は、1992年にドイツのキール大学で開発が始まって以来、20年以上の歴史を持ち、矯正専門医とエンジニアによって矯正治療のデジタル化を進めてきた世界的なデジタル矯正ブランドです。

マウスピース矯正否定派だった当院が導入した理由

2000年に矯正を始めてから当院が2020年までに手がけた約1000症例は、全てワイヤーで治療しています。
これまでマウスピース矯正を導入しなかったのは、
・簡単な症例にしか対応できない
・咬まない
・後戻りなどのトラブルになりやすい
・そもそも矯正ができないDr.しかやっていない
といった理由からでした。

しかし今では、
・さまざまな症例に対応できる
・咬まないことはない
・矯正専門医も導入し始めた
というようにマウスピース矯正の弱点が克服されてきています。
他の歯科医療のデジタル化とのコンビネーションにより、十分に患者さんに提供できるレベルの治療になったと判断して導入することにしました。

Sure Smile のメリットとデメリット

【Sure Smile のメリット】
  • アライナーは自分で着脱可能
  • 食事、歯磨きの時に外せる
  • 装置が目立たない
  • 金属アレルギーの心配がない
【Sure Smile のデメリット】
  • 長時間(20時間以上)装着する必要がある
  • 本人の装着努力に治療効果が左右される

Sure Smile独自のリップトレース機能

スマイル写真に3D模型を重ね合わせ、理想の位置に歯列を配置できます

リップトレース機能
治療前に、矯正終了後のお顔を確認できます。
歯科用X線データが提供されると3Dモデルに連携され、写真を重ね合わせることで、患者さんの自然な顔の特徴と調和するように最終的な歯の位置をプランできます。

治療の流れ

① 歯型の撮影

口腔内スキャナー「プライムスキャン」を使い、お口の中の歯並びなどをスキャンしてデジタルデータを作ります。

②データをもとに歯の動きを導き出す

①でスキャンした歯型データをシステムに取り込み、治療による歯の動きを適切に算出します。

③治療計画の立案・決定

デジタルデータとシミュレーションを通して、患者様に合った適切な治療計画を立案・説明いたします。ご納得いただけましたら治療に進みます。

④マウスピースの製作・お渡し

デジタルデータと治療計画をもとに、オーダーメイドでマウスピースを製作いたします。
治療計画承認後、2~3週間でアライナーが届きます(治療完了までのすべてのアライナーがアライナーボックスに入って届きます)

⑤決まった期間ごとにマウスピースを交換

決められた期間ごとに、新しい形のマウスピースに付け替えていきます。こうすることで徐々に歯を動かしていきます。

注意が必要な場合もあります

・舌癖等の習癖のコントロールが必要な場合
・重度の歯周病の方は先に歯周治療が必要です
・顎関節症や咬む位置の変化に注意が必要なため定期検診を欠かさず受けてください

症例1

治療前

治療前

治療後

治療後

症例2

主訴

笑った時の歯の形が気になる

治療前

治療前

治療後

治療後